国指定天然記念物「浪打峠の交叉層」
浪打峠の交叉層は、奥州街道一戸宿から福岡宿の間、現在の二戸市と一戸町の境に位置しています。
切通しの峠道の両側には美しい縞模様の貝殻を含む地層が露出し、波のように見えるため「浪打峠」の名がついたと考えられています。
交叉層とは、浅瀬の流動する水の中で砂が堆積する際にできる層のことです。浪打峠の交叉層は今から1500万年前、ここが浅い海だったときに堆積したものと考えられています。
古くから和歌に詠まれている陸奥の名所「末の松山」は、宮城県多賀城市の「末の松山」が第一の候補とされますが、一戸町の浪打峠を候補とする説もあります。そのため、明治天皇が巡幸された際には陸奥の名所「末の松山」の地として野立所に選ばれました。
基本情報
- 電話番号 0195-33-2111(一戸町役場 世界遺産課)
- 所在地 岩手県二戸郡一戸町一戸字大越田、大道沢
- 料金 見学無料
- 駐車場 自家用車:2台
※道が非常に狭いため、大型自家用車での来訪はお控えください。 - 公式HP 国指定天然記念物「浪打峠の交叉層」